相談前に整理できる情報
分かる範囲でまとめてください。未定の項目や、まだ手元にない資料があっても構いません。
- 通知書全文・受信メールと通知に記載された回答期限
- Entry番号・対象品目・ロットと貨物の現在地
- 通知に記載された担当窓口と通関業者の連絡先
- 提出済み資料・やり取りの履歴とラベル・製品資料
資料の共有方法は受付後にご案内します。最初のお問い合わせに機密資料やログイン情報を記載する必要はありません。
米国向けの貨物がFDAで止まったら。通知の内容と回答期限を確認し、適切な次の行動を整理します。
米国への輸入時、FDAが食品・化粧品・医療機器などの貨物について、規制違反の疑いから輸入保留(Detention)を行うことがあります。登録情報の不備、表示、原材料、製品分類、輸入書類などが原因となる場合があります。
FDAナビでは、日本企業向けにNotice of FDA Actionの読み解き、対応期限の整理、製品・施設情報の確認、必要資料の準備、是正計画の検討などを支援します。対応範囲・FDAとのやり取りの代行可否・外部専門家の関与は案件別にお見積もりします。
初回の概要確認と見積もり相談は無料。実際の通知・書類の詳細分析、専門的な回答作成等は有料です。保留解除や通関成功を保証するものではありません。
FDAナビは、FDA公式機関ではなく、CULTIVATURE INC.が運営する民間サービスです。
01|FDA輸入保留(Detention)とは?
FDAは米国に輸入される規制対象製品を審査し、法令違反があるように見える場合、貨物を保留して輸入者等に説明・反証の機会を与えることがあります。
Detentionは直ちに最終的な輸入拒否(Refusal)を意味しません。 ただし、通知の期限までに適切な対応がなければ、FDAが輸入拒否の決定を行う場合があります。
主な用語の違いは次のとおりです。
| 用語 | 意味 | 実務上のポイント |
|---|---|---|
| Detention | FDAによる貨物の輸入保留 | 通知の違反理由・回答期限を確認 |
| Notice of FDA Action | FDAの輸入審査結果等の通知 | Entry番号、対象貨物、担当者、期限を確認 |
| Hearing / Testimony | 保留に対し証拠や説明を提示する機会 | 書類・試験成績・表示修正案などを検討 |
| Release | FDAが輸入を認める判断 | CBP等の別手続きは引き続き必要な場合あり |
| Refusal | FDAによる輸入拒否の最終判断 | 原則90日以内の輸出または廃棄の手続きが問題となる |
| Import Alert | 特定の製品・企業等に関するFDAの現場向け警告・指針 | 対象となる理由と解除要件を確認 |
| DWPE | 検査なしの留置(Detention Without Physical Examination) | Import Alertなどを根拠に検査を伴わず留置され得る |
02|まず最初に確認すべきこと
貨物が保留された場合、まず通知そのものを確認してください。 口頭で「FDAに止められた」と言われただけでは、具体的な手続きや原因を特定できません。
- Notice of FDA Actionの写しと、Detention and Hearingの記載を入手
- Entry番号・Line番号、対象商品、数量、製造者を確認
- FDAの指摘理由・Charge Codeや関連法令を確認
- Respond By(回答期限)と担当Compliance Officerを確認
- 通関業者・IOR・荷受人との連絡系統を整理
- 対象貨物の保管場所、追加費用、返品・輸出等の物流条件を確認
- 回答に必要な資料・試験・表示変更の可否を見積もる
対応期限はいつですか?
FDAのRegulatory Procedures Manualでは、保留日から10営業日を証言・資料提出の基本的な目安とし、週末・休日・郵送などを考慮してNotice of FDA Actionに20暦日程度が記載されることもあります。ただし、実際に従うべきなのは個別通知に明記されたRespond Byの日付です。
十分な理由があれば期限内に延長を申し出られますが、申請すれば必ず延長されるわけではありません。 FDA担当者に早めに確認してください。
03|輸入保留の主な原因
貨物・製品によって異なりますが、以下のような論点があります。
食品・飲料・サプリメント
- FDA施設登録の不備、必要な事前通知(Prior Notice)の問題
- 原材料、食品添加物、着色料などの使用要件
- 食品ラベル、Nutrition Facts、アレルゲン表示等の不備
- 衛生・汚染・検査結果に関する懸念
- その他、対象食品に適用されるFDA要件
化粧品
- 禁止・制限成分、着色料の使用条件
- 表示・製品の訴求表現が医薬品規制に関係する場合
- 製品の安全性または製造状況に関する懸念
医療機器
- FDA施設登録・Device Listingの不備
- 必要な510(k)等の販売前手続きの欠如
- ラベル・UDI・GUDIDなど適用要件の不備
- 製品分類・申告内容の不整合
原因は通知に記された根拠に基づいて判断します。一般的なチェックリストだけで違反内容を断定しません。
04|Detention後の基本的な対応フロー
STEP 1:通知の精査 — 対象Entry、違反理由、期限、FDA担当窓口を確認します。
STEP 2:事実関係の確認 — 製造記録、規格書、検査証明、ラベル、申告データ等を収集します。
STEP 3:対応方針の選定 — 反証資料の提出、試験・検査、許容される修正・再表示の提案、追加情報の提出、その他の対応を検討します。
STEP 4:FDAとのコミュニケーション — 権限を持つ輸入者・所有者・荷受人等、または適切に書面授権された代表者を通じて説明・提出を行います。
STEP 5:FDA判断の確認 — Release、追加確認、Refusalなどに応じて物流・通関の次の手続きを判断します。
STEP 6:再発防止 — 該当する場合、成分・表示・製造・登録・輸入申告フローを見直します。
表示変更や再ラベル、再調整による是正が認められるかは個別の規定、FDA判断、関連する手続きに左右されます。任意に貨物を修正・販売してよいわけではありません。
05|Import AlertとDWPEの仕組み
FDAが公開するImport Alertは、一定の製品や製造者等について、FDA職員に留意すべき輸入リスクやDWPE(Detention Without Physical Examination)などの対応方針を示すものです。
Import Alertに対象として掲載された場合、個々の貨物で物理的な検査を行わなくても留置される可能性があります。
Red List / Green Listとは?
Import Alertによっては、DWPEの対象となる企業・製品をRed Listで示し、特定の条件下でDWPE対象から除かれた企業・製品をGreen Listで示します。すべてのImport Alertが同一構造ではないため、当該Alertの記載を確認します。
個別貨物のReleaseとImport AlertからのRemovalは違う
- 個別貨物のRelease:特定の輸入貨物について、その違反の疑いを覆す証拠等をFDAが評価する手続き
- Import AlertからのRemoval:当該企業・製品が今後も継続的に適合することを示す情報に基づき、Alertの掲載・DWPE対象からの除外等を求める手続き
一度の貨物がReleaseされたからといって、Import Alertから自動的に解除されるわけではありません。 解除要件はImport Alertごとに異なります。
06|Import Alertからの解除を検討する場合
必要な資料は対象Alertの規定によりますが、一般に以下を検討します。
- 該当する製造者・商品・施設・輸入履歴の特定
- 違反とみなされた原因の分析
- 是正措置と再発防止措置(CAPA)の記録
- ラベル・処方・規格・品質管理等の改善証拠
- 必要な試験結果、第三者検査、監査等の資料
- 一貫して米国法令に適合することを示す情報
FDAによるRemoval判断には個別審査があり、時期や結果は保証できません。特に食品安全・医療機器・医薬品など高度な案件では、専門家や弁護士の関与が適切な場合があります。
07|Refusal(輸入拒否)となった場合
FDAが最終的にRefusal of Admissionを決定した貨物は、原則として拒否通知の日付から90日以内に、CBPとFDAの監督下で輸出または廃棄することが求められます。
拒否後の選択肢、期限延長の可能性、再輸出や廃棄の実務は、通知・CBP手続き・貨物の状況で異なります。独断で他の倉庫に移動させたり米国内販売に回したりしないでください。
輸入拒否はコストと取引継続に影響するため、Detentionの段階で早く状況を把握することが重要です。
08|FDAナビの対応サービス
| サービス | 提供内容の例 | 料金方針 |
|---|---|---|
| 初回状況整理 | 貨物の概要・相談目的・通知の有無を確認 | 初回概要相談無料 |
| Notice分析 | 指摘理由・回答期限・関係者の整理 | 個別見積もり |
| 規制・製品調査 | ラベル、成分、登録、分類等の調査 | 個別見積もり |
| 証拠・資料準備 | 書類リスト、説明資料、是正案の整理 | 個別見積もり |
| FDA照会対応支援 | 正式な権限関係を確認のうえ対応を支援 | 個別見積もり |
| Import Alert関連調査 | 該当Alert、掲載範囲、解除要件の分析 | 個別見積もり |
| 再発防止・予防監査 | 今後の輸入に向けた規制・書類の確認 | 個別見積もり |
提供上の重要事項: FDAナビによるコンサルティングは、Importer of Record、通関業者、FSVP輸入者、訴訟代理人等の法的な立場を当然に引き受けるものではありません。FDAへの代理応答等は必要な授権と提供可能な業務範囲を確認した場合に限ります。法律サービスが必要なときは適切な専門家への相談をご案内します。
09|ご相談時に用意するとよい資料
- Notice of FDA Action(Detention / Hearing / Refusalなど)全ページ
- Entry番号、Line番号、Entry Date、FDA担当者情報
- Invoice、Packing List、AWB/B/L、通関関係資料
- 商品名、品目、製造者、製造施設住所、ロット、数量
- 成分表、製品規格書、試験結果、ラベル原稿・写真
- FDA施設登録番号やDevice Listing等(該当する場合)
- 通関業者・IOR・荷受人の連絡先
- 関連するFDAとの既往のやり取り
機密情報を含む資料は、契約・安全な共有方法の確認後に提出してください。FDAログイン情報や個人のパスワードを問い合わせフォームに直接入力しないでください。
10|ご相談から対応まで
- 無料概要相談:対象貨物・製品・通知受領状況を確認
- 緊急性と期限の確認:Respond By等、最優先事項を整理
- 業務範囲と見積もり:作業、成果物、担当者、追加費用を提示
- 調査・資料整備:必要な規制調査、説明資料、是正計画を支援
- 結果確認・継続改善:FDA判断を踏まえ、必要に応じて再発防止を検討
※緊急案件でも、FDAの対応期限内に必ず作業・判断が終わることを約束するものではありません。
11|よくある質問(FAQ)
Q1. FDAで貨物が止まったら、すぐ輸入拒否ですか?
いいえ。Detentionの段階では説明や資料提出の機会があります。Refusalはその後の最終判断です。
Q2. 何日以内に返答すべきですか?
Notice of FDA ActionのRespond Byを確認してください。 FDAの一般的な手続きでは10営業日が目安となり、通知には20暦日程度が示される場合があります。
Q3. 回答期限を延ばせますか?
期限内に理由を示してFDA担当者へ申請することはできますが、認められる保証はありません。
Q4. Import Alertに載っていなければ保留されませんか?
いいえ。Import Alertがなくても違反の疑いがあればFDAはDetentionを行う場合があります。
Q5. DWPEとは何ですか?
Detention Without Physical Examinationの略です。特定の条件下で物理的な検査なしに貨物が留置されることです。
Q6. Import Alertに掲載されたら永久に輸入できませんか?
必ずしもそうではありません。個別貨物での反証や、Alertの要件に沿ったRemovalの申立てなどを検討できる場合があります。
Q7. 一度ReleaseされたらImport Alertも解除されますか?
いいえ。個別貨物のReleaseと、AlertからのRemovalは別の手続きです。
Q8. 通関業者だけで解決できますか?
通関手続きとFDAの技術的・規制的な指摘は別の問題です。案件により輸入者、メーカー、通関業者、専門家等の連携が必要です。
Q9. 食品ラベルの問題なら貼り替えれば解決しますか?
自動的に認められるわけではありません。FDAの判断、適用される修正手続き、貨物管理条件を確認する必要があります。
Q10. オンライン販売向けの貨物も対象ですか?
はい。米国輸入時にFDAの規制対象となる貨物は、米国販売用であっても規制の対象です。
Q11. FDA施設登録番号があっても保留されますか?
はい。施設登録だけで製品の適法性や表示、輸入手続きを保証するものではありません。
Q12. FDAからRefusalが出たらどうなりますか?
原則として拒否通知から90日以内に輸出または廃棄することが求められます。個別条件や手続きは通知とCBP・FDAに確認してください。
Q13. FDAナビは輸入者(IOR)になりますか?
本サービスの契約だけでIORを引き受けることはありません。別途の制度・責任に関する確認が必要です。
Q14. FDAへの回答を代行できますか?
内容、適切な権限、サービス提供体制を確認したうえで対応可否を判断します。無条件の代理を約束するものではありません。
Q15. 相談する際は何を送ればよいですか?
まずは対象製品、輸送状況、FDA通知の有無、回答期限をお知らせください。機密資料は安全な共有方法をご案内してから提出いただきます。
12|まずは通知内容と期限をご相談ください
米国輸入でのFDA保留・Import Alert・輸入拒否でお困りの企業様へ。状況を整理し、対応可能な業務と費用をご案内します。
FDAナビ — Operated by CULTIVATURE INC. FDAの公式機関ではありません。法令適合性、保留解除、輸入許可等の結果を保証しません。
FDA一次資料・参照先
支援範囲と受け取る内容
ご依頼前に、必要な作業、お渡しする記録や資料、対象外の作業をお見積もりで確認します。
納品物ページは説明用サンプルです。実際の成果物と対応範囲は、案件ごとに合意します。
整理した情報から、次の作業を選ぶ。
ご自身で準備を進めるか、調査・書類確認・手続きの支援を依頼するか、必要な範囲を整理してご相談いただけます。最初は概要だけで構いません。原則3営業日以内にメールで返信します。